北信濃エリア

善光寺や戸隠神社などの進行を集め栄えた地や、小布施、須坂など街道沿いに発展した商都が点在する一方で、「故郷」「春の小川」などの童謡唱歌に謳われ日本の原風景ともいわれるのどかな里山風景が広がる北信濃エリア。ここでは、信州の文化と自然とを一度に楽しむことができる。

日本アルプスエリア

400余年の歴史を持つ城下町・松本をはじめ、田園風景のなかに小さなギャラリーや美術館が建つ安曇野、山岳景勝地の上高地、乗鞍高原など、歴史・文化の香りを感じさせる名だたる観光地が連なる松本平。さらに北には、北アルプスに抱かれた全国有数の豪雪地帯である小谷・白馬・大町が控える。

東信州エリア

全国に避暑地としてその名を知られる軽井沢をはじめ、千曲川上流域に位置する東信州は、標高600メートル以上の高原リゾートとして知られるエリア。数多くの史跡を有し信州の鎌倉と評される上田、著名人が多く逗留した軽井沢・小諸など、古くから文化を築いた地域でもあり、風格のある観光地として根づいている。

諏訪エリア

諏訪大社のお膝元であり、甲州街道と中山道の合流点に位置した諏訪エリアは、由緒正しい歴史を持ち、歴史風情あふれる建物が数多く残る。諏訪湖の周辺には美術館や博物館、公園などが整備され、さらに周囲には霧ヶ峰高原や蓼科高原、八ヶ岳中央高原や富士見高原など、名だたる高原が控えている。

木曽路エリア

日本中部山岳地帯を南北に中仙道が貫き、街道沿いには木曽十一宿で知られる宿場が今でも風情ある町並みを残している。 西には霊峰として名高い御嶽山が街を包み込むようにそびえ、山裾には阿寺渓谷、田立の滝をはじめとした渓谷が彩りを添え、その豊富な水量を生かした水力発電も盛んに行われてきた。

伊那路エリア

諏訪湖から流れ出る天竜川の流れに沿って、南北に広がる伊那谷。西に中央アルプス、東に南アルプスと、険しい山々に囲まれた地で、登山客らに人気の高い地域でもある。また、現在の国道152号にあたり、江戸期以降、秋葉神社に参詣するための多くの信者が行き来した「秋葉街道」の沿線は、とりわけ険しい山間に位置しているおかげで、農村歌舞伎や民俗芸能など固有の文化が色濃く受け継がれてきている。